WordPressのインデックス率を改善する:Search Console分析からAll in One SEO設定まで

この記事のまとめ

  • サイトリニューアル後にGoogle Search Consoleを確認したところ、インデックス率がわずか21%(188/903ページ)だと判明した
  • Claude Codeを使って全85記事をスコアリングし、noindex候補・拡充候補・インデックス申請候補の3分類に自動仕分けした
  • 問題の大半はタグ・アーカイブ・日付アーカイブといった「Googleが評価しにくい薄いページ」がクロールバジェットを消費していたことにあった
  • All in One SEOのTaxonomies・Archivesタブを設定変更するだけで、大部分の問題に対処できた
  • 1件ずつのインデックス申請よりも、サイトの構造を整理する方がSEO上の効果は高い

リニューアルしたのに、数字が動いていなかった

ここ数ヶ月、hiroshi.todayのサイト全体を見直していました。テンプレートのデザインを刷新して、カテゴリ構成を整理して、メニューの表記もわかりやすく変えて、見た目と導線をかなり丁寧に作り直したつもりです。

やり終えてひと段落したタイミングで、ふと「そういえばSearch Consoleをちゃんと確認していなかったな」と思い、久しぶりに開いてみました。そこで最初に目に入ったのが、インデックス登録状況のグラフでした。

未登録:715件、登録済み:188件。合計900件超のURLが認識されているにもかかわらず、Googleがインデックスに登録しているのは全体の約21%しかない、という状況でした。リニューアルで記事の質が上がったわけではないので、数字が急改善するとは思っていませんでしたが、それにしても想定より厳しい数字でした。


問題の内訳を読み解く

「未登録」と一口に言っても、理由はいくつかに分類されています。Search Consoleの「ページのインデックス登録」画面を見ると、以下のような内訳が確認できました。

未登録の理由一覧表

理由件数意味
クロール済み・インデックス未登録256件Googleが見たけど登録しないと判断した
検出済み・インデックス未登録240件存在は把握しているがクロールもしていない
noindexタグによる除外130件意図的に除外しているはずのページ
404エラー46件存在しないURLへのリンクが残っている
代替ページ(canonicalあり)19件正規化の設定がある重複ページ
その他12件リダイレクト・5xxエラーなど

特に気になったのが「クロール済み・インデックス未登録(256件)」と「検出済み・インデックス未登録(240件)」の合計496件です。これはGoogleがサイトにアクセスしているにもかかわらず、インデックスに値しないと判断しているページが大量にあることを意味します。つまり記事の問題というより、サイト構造の問題が主因である可能性が高い状況でした。


Claude Codeで全記事をスコアリングした

原因を特定するために、Claude Codeを使ってWordPress REST APIから全記事データを取得し、スコアリングスクリプトを実行してもらいました。判定基準はシンプルで、語数・更新日・言語分類の組み合わせによる機械的なスコアです。

Claude Codeに渡したプロンプト

参考までに、今回Claude Codeに最初に渡したプロンプトを載せておきます。WordPress REST APIのエンドポイントは自分の環境のものに置き換えてください。

hiroshi.todayのWordPress REST APIを使って全記事を取得し、
以下の基準でスコアリングしてください。

【スコアリング基準】
・語数が500字未満:-2点
・最終更新から2年以上経過:-1点
・語数が200字未満:さらに-1点(合計-3点)

【判定】
・スコア -3以下:noindex候補
・スコア -2:拡充候補
・スコア -1以上:インデックス申請候補

結果をサマリー表と各カテゴリの記事一覧(タイトル・語数・スコア)で
出力してください。最後にExcelファイルとして保存してください。

APIエンドポイント:https://

結果は以下の通りでした。

判定件数割合
noindex候補(薄い・古い)18件21.2%
拡充候補(語数不足だが内容あり)1件1.2%
インデックス申請候補66件77.6%

合計85記事のうち、約8割はインデックスに値するコンテンツと判定されました。これは想定より健全な結果で、記事そのものを大量リライトする必要はないとわかりました。

noindex候補18件の中身を確認すると、ブログを始めた初期の日記的な短記事や、時事性がとっくに失われたニュース記事、語数が100〜200字程度の断片的なメモ記事などが並んでいました。また、OpenAI・GPT-4に関する記事が2件重複してインデックスされていることも判明し、これも整理が必要な案件として浮かび上がりました。

分析にかかった時間はClaude Codeとのやり取りを含めて30〜40分程度です。手作業でURLを1件ずつ確認することを考えると、AIを使った棚卸しの効率は圧倒的でした。


本当の問題はアーカイブページだった

スコアリング結果を受けて、「記事18件をnoindex化すれば解決するのか」と考えかけましたが、実はそうではありませんでした。

「検出済み・未登録240件」の正体として疑わしいのは、WordPressが自動生成するタグページ・日付アーカイブ・著者アーカイブといったページ群です。たとえば「タグ:Singapore」「2023年3月のアーカイブ」「著者:Hiroshi」といったページは、WordPressがデフォルトで生成しますが、内容の薄いページの集合体になりやすく、Googleの評価が上がりにくい性質があります。

これらのページがGoogleのクロールバジェット(1つのサイトに対してGoogleが割り当てるクロール回数)を消費し続けると、本来インデックスに登録してほしい記事ページのクロールが後回しになるという構造的な問題が生じます。

今回のサイトの場合、サイトマップを確認したところcategory-sitemapだけで53件のURLが含まれていました。記事数85件に対してカテゴリURLが53件というのは、明らかにアーカイブが過剰な状態です。


All in One SEOで設定を変更する

対処方法は、All in One SEOのSearch Appearance設定からタグ・アーカイブ類をnoindex化することです。Yoast SEOやRank Mathを使っている場合も同様の設定項目があります。

Taxonomiesタブの設定

WordPress管理画面
→ All in One SEO
→ Search Appearance
→ Taxonomies タブ

<!– 画像プレースホルダー:Search-Appearance-_-hiroshi-today-_-WordPress-04-08-2026_11_02_PM__2_.png(TaxonomiesタブのTag noindex画面) –>

項目変更後の設定
CategoriesNo(noindex)
TagsNo(noindex)
Post FormatsNo(noindex)
Media TagsNo(noindex)

カテゴリについては、記事が多く集まっていて検索流入の入口になりそうなカテゴリはindexのままでも問題ありません。ただし判断に迷うようであれば、いったん全部Noにしてしまう方がシンプルです。

Archivesタブの設定

同画面の Archives タブ

項目変更後の設定
Author ArchivesNo(noindex)
Date ArchivesNo(noindex)
Search PageNo(noindex)

1人で運営している個人ブログの場合、著者アーカイブはほぼ確実に不要です。日付アーカイブも同様で、「2023年3月」というURLに検索から来てくれる人はほとんどいません。

Sitemapsの設定確認

All in One SEO → Sitemaps → General Sitemap タブ

項目確認する設定
Date Archive SitemapDisabled
Author SitemapDisabled

これらがEnabledになっている場合は無効化します。設定を保存したら、Search Consoleのサイトマップ画面から sitemap.xml を再送信して完了です。


1件ずつ申請するより、構造を直す

今回の作業を通じて改めて感じたのは、Search ConsoleのURL検査ツールで1件ずつ「インデックス登録をリクエスト」していく方法の限界です。

手動申請は確かにある程度効果があるのですが、根本の問題がアーカイブページによるクロールバジェットの浪費にある場合、申請した記事がインデックスされても、また新しいアーカイブURLにクロールが取られてしまいます。今回のように「不要なページを減らして、Googleが本来クロールしてほしいページに集中させる」という構造的な対処の方が、長期的には効果が出やすいはずです。

また、今回の作業でAIを使ったのは主にClaude Codeでの記事スコアリングだけで、設定変更の作業自体はAll in One SEOのUIで完結しました。AI活用というと大規模な自動化をイメージしがちですが、「分析だけAIに任せて、判断と実行は人間がやる」という分担が現時点では最もバランスが良いと感じています。Genspark ClawのようなブラウザエージェントにSearch Consoleの操作を自動化させることもできますが、クレジット消費が読めないのと、誤操作のリスクを考えると積極的にお勧めはできません。


効果の確認は2〜4週間後

今回の設定変更による効果が数字に現れるまでには、2〜4週間程度かかります。Googleがサイトを再クロールして、noindex化したページをインデックスから除外し、残ったページの評価を再計算するまでのサイクルがあるためです。

直近28日間のデータを見ると、クリック数は72件(前期比+32%)、表示回数は2,520件(+49%)と上昇傾向にあります。Gensparkに関連する記事が検索流入の牽引役になっていることも確認できており、今後はこのテーマを中心に記事を厚くしていくことが現実的な次の一手です。

インデックス率の改善については、数週間後に改めてSearch Consoleを確認して続報を書く予定です。


この記事の分析・構成にはClaude(Anthropic)を活用しています。

タグ: WordPress, SEO, Google Search Console, All in One SEO, インデックス登録, クロールバジェット, サイト改善, AI活用

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