最近、海外に滞在しているとなぜか日本にいる時よりもお風呂に浸かりたい、と感じることが多くなってきました。今回、上海滞在中に上海・浦東地区にあるスーパー銭湯「極楽湯 碧雲館」に行ってきたので、その様子をお伝えします。
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中国でスーパー銭湯なんて言うと驚かれる方もいるかもしれませんが、最近は海外でも、日本ファンが増えてきたのか日本式のスーパー銭湯や温泉を見かける例が増ええき多様に感じます。
ところで最近海外にいることが多いせいか、どう記憶を掘り返しても、日本でスーパー銭湯に出かけた記憶がありません。温泉地のホテルの日帰り利用や、もっと小さい銭湯の記憶はあるのですが、日本でのスーパー銭湯の記憶に1番近いのは25年前に行った道後温泉本館か、そうでなければ2年ほど前に行ったバンコクのLet‘s Relax Onsenくらいしか思い出せなかったので、もし日本に比べてトンチンカンなことを書いていたら、そういう事情ですのでご容赦ください。
さて、今回お邪魔した、極楽湯さんですが日本最大のお風呂屋さんチェーンなのですね!(知りませんでした)。ですので、全体としてとてもよくマネジメントされている感じでした。
極楽湯さんの店舗一覧 https://www.gokurakuyu.ne.jp/tempo/
極楽湯 碧雲館の場所
Contents
極楽湯 碧雲館さんは、浦東の金橋(金桥)地区、Lalaportの近くにあります。
地下鉄ですと9号線の台儿庄路駅から歩いて10分弱くらいの距離です。
高徳地図をご利用でしたらこちらのQRコードをご利用ください。
「極楽湯 碧雲館」の中国語表記は「极乐浴 碧云馆」で、ピンインは「Jílèyù Bìyúnguǎn」になると思います(間違っていたら是非ご指摘ください)。
入場料
正規料金ですと 大人1名 158元(約3400円)です。(2024年4月)
ちなみにこの料金の中には館内着、タオル等も含まれていました。
事前準備でお得に!
恐らく他のアプリでも同様の割引があると思いますが、今回私はフードデリバリー等でお世話になっている美団(メイトゥアン)アプリを使って、割引券をゲットして出かけました。
今回利用したチケットでは158元の入館料が平日割引で86元(約1800円)
ちなみに余談ですが、実は今回の訪問の前日にも極楽湯さんを訪問したのですが、この日がまさかの設備点検日ということでお風呂に入れず、空振りで帰るという失態を犯しました。念の為と思って行く前にも高徳地図で営業時間等は確認したのですがそれでは分かりませんでした。
あとからWeChatの公式チャンネルに写真と同じ休館の告知が出ていたので、もしよければ行く前にWeChatを確認してから出かけると良いかもしれません。
入館方法
玄関を入ると入り口の両側にQRコードをスキャンする機会があります。これをWeChatなどでスキャンすると下駄箱の番号が発行されます。この機械、漢字が読めれば全く問題ありませんし、案内係の方がいたので教えてくれるとは思いますが、男女別に機械が分かれていますので、ご注意ください。
発行された番号の下駄箱に靴を入れてロックすると、下駄箱の鍵がナンバーのついた腕輪になっていて、これで館内の飲食やマッサージ料金などを支払えるようになっています。この辺りは日本のスーパー銭湯と同じだと思います。
入館時には自動改札があって、そこに腕輪をかざすと入場できます。入館直後にカウンターがありますが、ここで手続きをする必要はありません。割引チケットもここではなく、退館時の精算で提出します。
自動改札を入って左手に館内着を貸し出してくれるカウンターがあるので、そこで館内着を受け取ります。何か声をかけられたのですが、人生3回目の中国出張者には解せない内容でしたが、恐らく適当にサイズを見繕って館内着を渡してもらいました。
この際、この館内着バッグにはタオルが入っていません。男湯の場合には浴室手前に小さいタオルもバスタオルも山積みになっていて、そこから自由に使う形になっていました。
恐らく、タオル以外は日本のシステムとほぼ同じであろうと想像します.
浴室の様子
もちろん浴室内の写真はないのですが、極楽湯さんのサイトを参照に雰囲気を確認してみてください。
館内の各所には中国語、日本語、英語で利用マナーなどの張り紙がしてあって、その点は安心でした。
日本と大きく違うと感じたのは、館内着セットにもタオルがなかった通りで、浴室内で誰もタオルを使わないことくらいでしょうか。
この日は平日の夜でしたので、恐らく慣れた常連さんが多いのだとは思いましたが、印象としては半数以上の人がお風呂に入る前に洗い場に直行、そうじゃない人がほとんどが掛け湯をしてから入浴されていました。
ちなみにタオルを持ち歩いていないので、サウナに入る際や、お風呂上がりもみなさんビチャビチャで移動されますが、その点は係員が常駐することで対応しているようでした
洗い場は立ち席が多く、奥の方に日本の温泉のような座っての洗い場もありました。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、洗顔料が完備されていて、どうもブースによって違うブランドのシャンプー等が置かれているようでした。
脱衣場の洗面台にもちょっとしたアメニティがありますが、ここにシンク・水道はなく、歯ブラシ等は浴室に入ってすぐのところにある洗面台がありました。これは結構目から鱗というか驚きでしたが、理にはかなっているかもしれません。
お風呂やサウナの種類
水温は全部には表示されていなかったのと、意識して覚えていったわけではないので、記憶にある範囲で下記のような漢字でした。
柚子湯 37度
炭酸湯 39度(1番大きいお風呂)
美肌の湯 40度
電気風呂
痩身風呂
ジェットバス 41度
壺湯(露天)
露天風呂 39度
サウナ 75度
5段くらいの階段状になっていて、小さなテレビがドラマか何かを流していました。
サウナ室の最上段で75度なので、下の方は推して知るべし(60度前後でした)です
サウナを出てすぐのところにシャワーと 水風呂 18度 がありました。
塩釜サウナ? もありましたが、室温が40度くらいしかなくて諦めました。
露天エリア
露天風呂もあるけど、都心なのでちょこっと屋根が空いている程度で外は眺められませんでした。
それでも四月上旬なので、外気が気持ちよく過ごすことができました。
露天風呂の脇にはガーデンチェアみたいなのが置いてあって、外気浴もできそうです。
ただ、この日のお風呂第一ラウンド(19時過ぎ頃)は蚊に追いかけられたのでそそくさと撤収しました。第2ラウンド(21時頃)は快適でした。
岩盤浴
岩盤浴コーナーもあるようですが行きませんでした。
マッサージ&垢すりなど
浴室内には垢すりコーナー(もちろん有料)や、館内には恐らく少なくとも2か所のマッサージ屋さんがありました。この日は開いていませんでしたが、美容室?床屋?もあるようでした。
飲食エリア&休憩エリア
みた感じでは、日本食レストラン、食堂エリア、カフェコーナーの3種類があるようでしたが、残念ながら日本食コーナーは開いていませんでした。(平日だから?確認しようと思って未確認・・・)
ちなみに小さいですがゲームセンターや、プレステコーナーもありましたよ!
食堂の様子
メニュー的には中華に加えて、刺身とかちょっとした寿司くらいはあるけどという感じでした。
この日は中華も飽きているし、帰国三日前に寿司をスーパー銭湯で食べることもないと思い、韓国冷麺(RMB48)とソーダ水(缶入りでRMB18)を選択しました。
ちなみに何故か飲み物だけは日系が充実。
先日もビビンバをショッピングモールで食べたばかりで、なぜか最近韓国料理が続いています・・・。
休憩エリア
リクライニぐソファーの並んだ休憩室があり、女性専用コーナーもありました。
女性専用コーナーの中は恐らく座席数は少なく、ソファーが並んでいるだけのようでした。
一般エリア(男女共用)も、この日は7割方女性だったと思います。
日本語と中国の漫画があり、思わず久々にマスターキートンを読んでしまいました・・・。もうここまで来るとまったりしすぎて、中国にいるのを忘れてしまいます(現実には電話している人がいたりとか、中国っぽいところもありました)。
ちなみにここでも蚊に襲われました。よっぽど何か出してるのかな・・自分・・・。
退館手続き
体感時は会計カウンターで腕輪を出して、清算をします。その際に割引券などがあれば合わせて提出しましょう。
駐車券は生産後にQRコードを別の機械から取得します。
最後に腕輪をかざして退館用の自動改札を通り、下駄箱から靴をゲットしたら終了です。
全体を通じて
出張の最中にお風呂とサウナに入ってゆっくりできるのはまさに極楽!という体験でした。
個人的には壺湯でもいいから42度くらいのお風呂が一個あると嬉しいのですが、まぁそこはわがままですね。
この日は食堂の日本食メニューが大きく限られていたのが想定外ではありましたが、とても平日の夜とは思えないほど、しっかりとリフレッシュさせていただきました!
上海市内には数店舗あるようですので、みなさんも機会があれば是非ゆっくりとされてください。