ZIPAIRのマニラ線がなくなる。2026年3月以降の選択肢は?

成田とマニラを「ちょうどいい時間」と「納得感のある価格」で結んでくれていたZIPAIR。フィリピン出張や二拠点生活の足として重宝していた人も多いと思いますが、残念ながら2026年3月28日(土)をもって運休となります。

機材繰りや北米路線の強化が背景にあるようですが、利用者として重要なのは「で、次はどうする?」という点です。特にZIPAIRの強みだった「朝出て昼着く」「午後出て夜着く」という絶妙なスケジュール。これを失ったあと、どのフライトに乗り換えるのが最もストレスが少ないのか。代替案を整理しました。


本記事の情報はできるだけ再確認を重ねて作成しておりますが、ご利用にあたってはご自身の責任で航空会社ウェブサイト等でご確認下さい。また、Zipair以外のフライト時刻は2026年2月末から3月上旬時点で発表されている夏ダイヤを参照するように心がけていますが、曜日による変更や随時修正等も入りますので、ご注意下さい。


さよならZIPAIR。3月28日がラストフライトです

どの便が、いつまで飛ぶのか

ZIPAIRの公式発表では、成田–マニラ線は以下の便が対象です。

  • 成田 → マニラ:ZG95
  • マニラ → 成田:ZG96
  • 最終運航日:2026年3月28日(土)

3月28日までは、基本的には予定どおり運航。その翌日、3月29日から運休という扱いです。

参考: ZIPAIR運休告知 https://www.zipair.net/ja/notification/364

予約はどう扱われるのか(とくにFlexBiz利用者)

3/28までの予約は、そのまま飛ぶ前提でOK。ただしダイヤ微調整はあり得るので、到着後の予定や乗り継ぎは余裕を持って組んだ方が安心です。

3/29以降の予約については、該当する人にはZIPAIRからメール等で連絡が入ります。基本的な選択肢は以下のどちらかです:

  • 全額払い戻し
  • ZIPAIRクレジット(バウチャー)で受け取り、他路線で使う

FlexBizの人が見ておいた方がいいポイント:
FlexBizは「好きなときに便を動かしやすい」オプションですが、そもそもマニラ線がなくなるので以下の制約が出ます。

  • マニラ線の「振り替え先」は存在しない
  • 実質、現金で返金してもらって他社便を買い直すか、バウチャーでもらってZIPAIRの他路線(ソウル/バンコク/北米)で使うかの二択

詳細: ZIPAIR予約取扱い案内 https://www.zipair.net/ja/notification/365


「朝出て昼着く」あの快適なスケジュールが消滅する痛手

ZIPAIRの何が良かったのか

ZIPAIRマニラ線が支持されていた最大の理由は、単なる安さではなく「身体が楽な時間帯」にありました。

朝・成田発 → 昼・マニラ着(ZG95):

  • ざっくり成田を朝09時発 → マニラ13時台着
  • 都内を朝に出ても、普通に間に合う
  • マニラに明るい時間帯に着く
  • その日の午後から、打ち合わせ/買い物/家族のところへ直行できる

午後・マニラ発 → 夜・成田着(ZG96):

  • ざっくりマニラ14時台発 → 成田19時台着
  • マニラでの最終日午前が使える
  • 成田到着後、都内まで行ってもギリギリ感が少ない
  • 地方在住の人も、うまく組めば新幹線や最終便になんとか乗れる

この「移動によるロスが最小限」というメリットを、他の航空会社で再現しようとするとどうなるか?具体的な代替便を見ていきます。


ポストZIPAIR時代の最適解。代替便を探してみる

※時刻は頻繁に変わりますのですべて「目安」です。実際に予約する際は、必ず各社公式サイト or FlyTeamで最新の時刻を確認してください。

参考: 東京〜マニラ直行便時刻表(FlyTeam)https://flyteam.jp/city_route/tyo_mnl/flight_schedule/2025/01

東京 → マニラ:午前発〜昼着で「ZIPAIRっぽい」便

航空会社便名発着空港出発(目安)到着(目安)使い分けのポイント
フィリピン航空PR431成田 → マニラ09:3013:55いちばんZIPAIRに近い立ち位置。受託手荷物込みで安心感重視の人向け
ANANH869羽田 → マニラ09:4513:30羽田発で便利、料金は高め。
セブパシフィック5J5055成田 → マニラ13:4518:10LCC。セール待ちでZIPAIR並み価格も狙える
Air Asia PhilippinesZ2191成田 → マニラ11:2515:20LCC。価格は安い。
JALJL77羽田 → マニラ01:55
(深夜)
05:35前日、都内での仕事や予定をフルにこなせる。翌日は睡眠不足必須。羽田便の割には安い
JALJL745成田 → マニラ18:0021:40マニラでの出国手続きなどを考えると宿着は深夜

マニラ → 東京:午後発〜夜着で「ZG96の代わり」になる便

航空会社便名発着空港出発(目安)到着(目安)使い分けのポイント
フィリピン航空PR432マニラ → 成田14:4520:10最終日午前中をギリギリまで使える
ANANH870マニラ → 羽田14:4020:00最終日午前中をギリギリまで使える
セブパシフィック5J5056マニラ → 成田12:3518:00前後マニラ市内なら朝食を食べて空港へ向かい、関東ならその日中に自宅に到着
JALJL746マニラ → 成田10:0515:30空港に遅くとも8時には着きたいと思うと早起き必須。
JALJL78マニラ → 羽田23:2504:45マニラでの前日、東京での翌日の予定をフルに入れられる。日本全国どこへでも乗り継げる。
JALJL便午後発夜着羽田着なので、その後の動きやすさは最強クラス

使い分けのイメージ:

  • 体の楽な時間帯に移動したい:フィリピン航空(成田昼行便)、セブパシフィック(成田)
  • 日中の時間帯を極力有効に使いたい:JAL(羽田深夜便)

その他、JetstarやAir AsiaのフライトもありますのでSkyscannerなどで検索してみてください


予算感はどう変わる?「ZIPAIR価格」はもう忘れたほうがいい

※以下は過去の事例に基づく目安です。実際の価格は予約時期、曜日、シーズンにより大きく変動します。

ZIPAIRの価格帯(参考基準として)

  • Standard Value: 片道12,000円〜台(受託手荷物や機内食は追加)
  • Full-Flat: 片道50,000円〜台(フルフラットシート、オプション込みイメージ)

参考: ZIPAIR運賃表 https://www.zipair.net/ja/ticket/fare

フルサービスキャリア vs LCC

ZIPAIRがなくなるため、今後は**「高くても快適なフルサービス」か「徹底的に安いLCC」かの二極化**になります。

フィリピン航空・ANA・JAL:

  • 目安:往復80,000円〜120,000円(サーチャージ込)
  • ZIPAIRのStandardよりは高くなりますが、食事・荷物・マイルが含まれます

セブパシフィック・AirAsia:

  • セール時の表示例:片道5,000円〜9,000円
  • 重要な注意点: 燃油サーチャージ、空港税、手数料、受託手荷物料金が別途必要で、実際の支払総額は表示価格の1.5〜2倍になることが一般的

参考情報:

  • セブパシフィックセール例:https://dsk.ne.jp/m/news/cebupacific_sale_20250116.html
  • AirAsiaセール例:https://flyteam.jp/news/article/144941

Jetstar:クラーク経由という選択肢

Jetstarは成田〜クラーク(マニラ近郊)線を運航。クラーク空港からマニラ中心部まで車で約2時間の移動が必要です。

注意点:

  • 表示運賃は制限付きプランがベース
  • 変更・払戻し不可条件が多い
  • クラーク〜マニラ間の陸上交通費・時間を別途考慮が必要

最後に:ターミナル変更という「罠」にも気をつけて

フライトが変われば、空港での動きも変わります。現在、マニラ空港(NAIA)では大規模なターミナル再編が進んでいます。

主な変更点:

  • フィリピン航空、セブパシフィック、エアアジア、JALなど主要各社のターミナルがT1/T2/T3間で移動
  • 特にJALは案内のタイミングや開始日で他社とのズレが報告されている

「JALだからT1だろう」「セブパシだからT3だろう」という思い込みは危険です。チケットを予約したら、必ず**「Terminal」の欄を3度見**してください。ターミナル間の移動は、マニラ名物の渋滞で想像以上に時間がかかります。

詳細情報: NAIAターミナル変更の航空会社別一覧はこちら(記事②へのリンク)

参考: ねもとトラベル解説 http://nemototravel.com/blog/60646.html


よくある質問

ZIPAIRマニラ線はいつまで?

ZIPAIRの成田〜マニラ線(ZG95/96)は2026年3月28日が最終運航日です。3月29日以降は運休となり、再開時期は未定です。

ZG95/96に近い代替便は?

  • 東京→マニラ午前便: フィリピン航空PR431(成田10:30発)、ANA NH869(成田10:50発)が最も近い時間帯
  • マニラ→東京午後便: フィリピン航空PR432(マニラ14:45発)、ANA NH870(マニラ14:50発)が最も近い時間帯

NAIAのターミナル変更はある?

はい、2025年以降、航空会社の使用ターミナルが段階的に変更されています。フライト予約時に必ず最新のターミナル情報を確認してください。


まとめ

  • ZIPAIRマニラ線は2026年3月28日で終了
  • 「朝発・昼着」の快適さを維持するなら、フィリピン航空ANAへの課金が必要
  • 「午後発・夜着」の帰国便なら、セブパシフィックも選択肢に入る
  • 予約時はマニラ空港のターミナル番号を必ず確認すること

ZIPAIRという「ちょうどいい選択肢」がなくなるのは痛いですが、早めに次のメインキャリアを決めて、マイルやステータスを寄せていくのが賢い対応かもしれません。


関連記事(作成中です)

  • NAIAターミナル変更の航空会社別一覧はこちら → 記事②
  • ZIPAIRがマニラ線を切り北米を重視する理由(需給・供給・機材配分) → 記事③

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