ペナンにお住まいの方はお気づきだとは思いますが、最近霧がかかったような日が散発していますが、これはHaze(ヘイズ)と呼ばれる煙霧です。
インドネシアの焼き畑などによるものが風に乗ってはるばるやってくると言われていますが、当然日本で言うところの黄砂やPM2.5などと同様、呼吸系など健康への影響が出る方もいらっしゃいます。
東南アジアのヘイズ問題[編集]
Wikipedia ヘイズ(気象) より
インドネシアを中心とする東南アジアでは、熱帯雨林の火災や泥炭火災の煙が大規模な煙霧となって周辺国にまで広がる越境大気汚染問題が1980年代から発生し、年々深刻化している[1]。
最も古い越境汚染の例として、1972年にインドネシアの森林火災の煙が近隣のシンガポールに達した例がある。その後、1980年代にも何度か越境汚染が発生した。1997年には、1000万ヘクタール近くの大規模な火災と、エルニーニョ現象に伴う乾燥が原因となって過去最大規模の煙霧が発生、インドネシア、ブルネイ、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイの6か国に影響が及んだ[2]。その後も2006年、2013年、2015年にも大規模な煙霧が越境汚染を引き起こしている[1]。
煙の中には微小粒子状物質であるPM2.5やPM10、SO2、NO2、CO、O3などの有害物質を含む。なかでも粒子の細かいPM2.5による健康被害の影響が大きく、周辺国の間では広く問題視されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘイズ_(気象)
このHazeについては広く東南アジアに影響を及ぼしていますが、この影響度合いがPSI(Pollutant Standards Index 空気質指数)、API(Air Pollution Index 空気汚染指数)などと呼ばれる数値で発表されています。
最近は見るからに空気が悪そうなので自分は下記のサイトなどで状況を確認して、80を越えているときはジムなど屋内での運動に切り替えるようにしています。
ただし、大きな文字で書かれている数字はマレーシアの古い基準で表示されています。マレーシアの国旗の左下のあたりに黄色い枠で小さく出ている数字が現在多くの国で使われている数値になっているので、こちらを参照する方が良いと思っています。
http://aqicn.org

# 画像がわかりにくかったので9月9日に差し替え、「 マレーシアの国旗の左下のあたりに黄色い枠で 」という表現を追記しました。
色 | PSI指数 | カテゴリ |
緑 | 0 – 50 | Good(良い) |
青 | 51 – 100 | Moderate(並) |
黄 | 101 – 200 | Unhealthy(健康に良くない) |
橙 | 201 – 300 | Very Unhealthy(極めて健康に良くない) |
赤色 | 301 – 500 | Hazardous(危険) |
当然、数値が高くなるにつれて、呼吸器の弱い方には影響が出てきますし、なんとなくのどがイガイガするような気もする日も出てきます。
季節風の向きが変わるまでしばらくこのような状況が続きますので、ぜひご留意を。